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公開:1998
監督:Euzhan Palcy
出演:Michael Beach、Lela Rochon、Kevin Pollak、Chaz Monetほか
範疇:実話の映画化/TV映画/ドラマ/人種問題/小学生
私の評価 :☆1/2
【Part 1】
TV映画ですが、日本のTVで放映されることもあるかも知れません。
1960年ルイジアナ州ニューオーリンズ。公民権法は公布されたものの、現実の差別は無くならない。この年、政府は黒人・白人の共学を推進することを各州に要請した。ニューオーリンズでは、Chaz Monet(シャス・モネ)演ずるRuby Bridges(ルビィ・ブリッジス)が抜群の知能によって選抜され、これまで白人だけ通学していた学校に行くことになる。
初登校日、U.S. Marshal(連邦保安官)数名が家に来て、車による送迎と護衛を担当すると云う。母親とRubyが学校に到着すると、白人が十重二十重に囲み、「帰れ!」、「ここは白人専用だ!」などとシュプレヒコールを繰り返す。地元の警官までがRubyの登校を阻止しようとするが、U.S. Marshalのバッジには勝てず、止むなく通す。白人の親達は、自分の子供を連れ帰ってしまい、教務主任や教師たちもRubyに対応せず、一日何もせずに暮れる。
二日目、白人たちは南部連合の軍旗を振りかざし、Rubyにツバを吐きかける人間まで出て来る。北部から来た白人女性教師がRubyの指導を始める。広い教室には二人だけである。
三日目、学校の柱には"K.K.K."の文字がペンキで書かれている。白人の児童が少しずつ学校へ戻って来るが、Rubyとは別の教室である。この日、Rubyの父は自動車修理工場の白人経営者から解雇される。
一学期が終了する頃になっても、教室には先生とRubyだけ。相変わらず、学校前のデモは続いている。Rubyは食欲を無くしてしまう。Rubyの抑圧された状況を救おうと、軍所属の心理学者がRubyのカウンセリングを始める…。
Ruby役の子役が愛くるしい。演技も素直で上手。彼女の両親を演ずる俳優たちも、周囲の白眼視や経済的苦境に立つ家族を好演しています。
実際のRuby Bridgesは、35年後に自分の名を冠した教育基金(特に異文化を理解するための)を設立したそうです。
(April 02, 2001)
【公民権運動関連】
・Crisis at Central High『アーカンソー物語』 (1981)
・For Us, the Living(未公開)(1983)
・Eyes on the Prize(未公開)(1987)
・The Long Walk Home『ロング・ウォーク・ホーム』 (1990)
・Separate But Equal『裁かれた壁〜アメリカ・平等への闘い』(1990)
・The Ernest Green Story(未公開)(1993)
・The Vernon Johns Story『怒りを我らに』 (1994)
・4 Little Girls(未公開)(1997)
・Selma, Lord, Selma(未公開)(1999)
・Crazy in Alabama『クレイジー・イン・アラバマ』 (1999)
・Freedom Song『フリーダム・ソング』(2000)
・Boycott『ボイコット/キング牧師の闘い』(2001)
・The Rosa Parks Story『ローザ・パークス物語』(2002)
・Sins of the Father『父と罪 重き告発』(2002)
Poster shown above is a courtesy of Nostalgia Factory.
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